小池孝典 アリゲーターブルース THE ALLIGATOR BLUES
■5th single "benny disc" 『LOCO/coaster trip day』
inner card (裏面歌詞)
2016.10.26 out / AGG-004 / stereo / including 2 songs
500yen (tax in) / avantgarde groove
01.LOCO
02.coaster trip day (LIVE)
連続リリース第一弾 『ワニー盤』 に続く第二弾としてリリース。
inner card photoにbennyをフューチャーし、bennyが初めてリードボーカルを取り、
二人が敬愛するシカゴ・ブルースへのリスペクトを盛り込んだ "LOCO" 収録の、通称 『ベニー盤』。
コーラスワークから進化した前作 『ワニー盤』 の"tit"におけるツインボーカル、そして今作において
ついにbennyがリードボーカルを務めたことは、表現の主体の比重がこれまでの "リズムの塊" だけではなく
"唄" に大きく変わってきたことを裏付けている。
変化は歌詞の世界にも見て取れる。
"tit"とは明らかに違った、大切な事はなんだと訴えかけるメッセージ性のある内容で
それはこれまでのTHE ALLIGATOR BLUESにはなかった方向性だ。
bennyがサポートながら加入して約2年半、途中活動出来ない時期がありながらも
可能な限りGIGを繰り返し、二人の世界が築き上がる変化の一端が、歌詞にも表れ始めたと言える。
今回の録音はICレコーダーによるものではない為、前作よりは唄の抜け方などが改善されている。
但し、バランス調整・音質調整は最低限しか行われておらず、スタジオで鳴っている音がそのまま
パッケージングされていることには前作となんら変わりはない。
wannyのハモリコーラスで特徴的に繰り返されるサビの "c'mon c'mon c'mon" が印象的。
カップリングには、前作同様名古屋のライブより抜粋の "coaster trip day"。
自由な遊び心を交えて煽るコールアンドレスポンスに、突進型のシャッフルビート、
"カモンベニー!"に反応して切り込むように叫ぶbennyのコーラスと、踊りすぎて唄い損じるwannyの熱量。
盛り上がる観客と二人の熱気が一体となった景色が自然と目の前に浮かび上がってくる、
怒涛のパフォーマンスがそこにある。
mix : benny
inner card layout : 13
photography & design : 5(Chihiro.I)
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