小池孝典アリゲーターブルース
■4th single "wanny disc" 『tit/Love you tender』
inner card (裏面歌詞)
2016.10.2 out / AGG-003 / stereo / including 2 songs
500yen (tax in) / avantgarde groove
01.tit
02.Love you tender (LIVE)
Drums/bennyがメインサポートを開始して約2年5か月、連続リリース第一弾として発売された
wanny&benny待望の1st音源。
inner card photoにwannyをフューチャーした、通称 『ワニー盤』。
前作のPV 『moon flight beach』 から窺える通り、ライブではお馴染みの
wanny&bennyで製作されてきた楽曲にはほとんどbennyのコーラスが入っているが、
特に今回の"tit"に関しては、フルコーラスbennyのボーカルが入っており
もはやコーラスの域を超えた"ツインボーカル"が印象的。
歌詞の世界は、昭和の歌謡ブルースに通ずるような、健気で純真な女の悲哀と愛憎をテーマにした、
wannyが昔から得意とする一人称が"女"の世界。
そこにbennyのポップなボーカルが加わることにより、狂気から一周翻ってニヤリと笑う、
主人公の女の情念が目の前に浮かんでくる。
ICレコーダーによる、唄も含めたスタジオ一発録音の為、音質の細かい修正やバランス調整は利かず
決して良い音質とは言えないが、すぐそこで演奏しているダイレクトさはひしひしと伝わり、
wannyの歯切れの良いカッティングとbennyの独特なリズムパターンが脳天で踊り続ける。
カップリングには、アドリブの二人の掛け合いでどこまでも盛り上げていく、
ライブの定番曲"Love you tender" (2016年7月18日名古屋ell.SIZEのライブより)。
この時点での過去最多の"times"を決め、ボルテージの上がる観客と一体になった
ダンスグルーヴとしてのブルーズをこれでもかと楽しめる。
"tit"にも共通して言えることだが、どちらの楽曲も歌詞における 『言葉のリフ』 が特色的な二曲だ。
10月26日千葉稲毛K'S DREAMのライブにて、本作に続く連続リリース第二弾 『ベニー盤』 をリリースする予定。
mastering & inner card layout : 13
photography & design : 5(Chihiro.I)
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